苦情解決制度とは、社会福祉法第83条に基づき、福祉サービスについての苦情を適切に解決するためのものです。
当保育園も保護者のみなさま方からの苦情を真摯に受けとめさせていただき、その適切な対応と解決を図る体制を整えております。
まず、苦情解決を図るために、苦情解決責任者として園長が、受付責任者として副園長がその任に当たることになっています。
次に、苦情解決に社会性や客観性を確保し、保護者の立場や状況に配慮した適切な対応を推進するため、第三者委員として地域の3人の方々にその任に就いていただいております。解決して欲しいことやご要望などございましたら、保育園に直接だけでなく、第三者委員の方にもご相談ください。
園長 上月小百合
苦情解決第三者委員
- 久保 進司(元小学校長・保護司)
- 乾 美弥子(元大阪千代田短期大学附属幼稚園PTA会長)
- 松田 和子(松田書店店主)
苦情解決
2023年度の苦情解決委員会
去る3月27日(水)に、第三者委員の方にお集まりいただき、2023年度の苦情解決委員会を開催しました。
2023年度は、2件のご意見について、委員の皆さんから助言していただきました。
①1歳児
散歩から帰ってきたとき、ひじを動かさない。ひじの脱臼が疑われたため、保護者の了解を取り、園から受診した。ひじの脱臼というけがになったことについて保育への不信を招いた。
②4歳児
子どもから、午睡中、おしゃべりする子に先生が「お外で遊んでおいで」と言っていると聞いた。こういう言葉かけは、保育として不適切ではないか。
第三者委員の方より
①についての委員さんからの助言
・すぐに、保護者の方と懇談を持ち、謝罪して、保育への不信を払しょくさせる努力をしたことは良かった。
・園児の健康面などについての情報共有は定期的にクラスの保育士間で確認するように改善し、同じことがないよう気をつけて保育にあたる。
②については
・子どもの人権を守るという視点から、不適切な言葉かけであったことを全職員が共通の認識にしていく。
①②に共通して、保護者からのご意見には、誠心誠意、きちんと対応していくことで、保育への信頼となり、保護者の安心につながるので、今後も丁寧に対応していくことが求められている。